リハビリ科

当院リハビリテーション科では、傷害を受けた身体や運動機能を、運動療法や運動療法を用いて最大限にまで回復させることを目的とした診療科で、理学療法と物理療法があります。

当院では牽引やマッサージ、温熱療法などの物理療法に加えて、痛みなどの身体の不具合に対して、リハビリ専門のセラピスト(理学療法士)がリハビリテーションを行います。効率的に身体機能低下の予防や回復・向上を図り、早期に社会復帰できるようにご支援をさせて頂きます。

理学療法

理学療法士が患者様の状態を個別に評価し、必要なリハビリ(理学療法)を行います。日常生活での姿勢や動作、スポーツ動作などにより生じる問題(痛みやパフォーマンス低下)の改善にも関わります。

物理療法

痛みや痺れなどに対して、様々な機器を用いて、痛みの除去などの疼痛緩和や機能回復を図ります。

 物理療法機器

  • ・牽引装置(頸椎・腰椎)
  • ・ホットパック
  • ・干渉波治療器
  • ・キセノン光治療器
  • ・超音波治療器
  • ・ハイボルテージ治療器

入院リハビリテーションについて
*手術前に歩行が自立している方の場合

人工膝関節置換術

人工膝関節置換術とは、変形性膝関節症や関節リウマチによって傷んで変形した膝関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。
人工関節は、大腿骨部と脛骨部の本体は金属製ですが、脛骨部の上面と膝蓋骨の表面は耐久性に優れた硬いポリエチレンでできていて、これが軟骨の代わりになります。

リハビリの大まかな流れ

人工股関節置換術

人工股関節置換術とは、傷ついた股関節の損傷面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、金属製のステムとボールとソケット、そしてソケットの内側にはめ込む超高分子ポリエチレン製のライナーでできています。このライナーは、軟骨の役目を果たしているので、ボールをライナーに組み込むことにより、スムーズな関節の動きが得られます。

リハビリの大まかな流れ

腰椎手術

●椎間板ヘルニア摘出術
当院では、腰部の皮膚を縦に切開して椎間板ヘルニアを切除します。ヘルニアを直接切除して神経の圧迫を取り除きます。全身麻酔で行われます。

リハビリの大まかな流れ

●腰椎後方固定術
手術療法は、神経を圧迫している骨を切除することで、神経への圧力を取り除いて症状を緩和します。これを除圧(じょあつ)といいます。
除圧だけでは再発する可能性のある不安定な脊椎や、除圧したことで不安定になった脊椎に対しては、プレートやスクリューなどの金属を入れて固定します。これを固定術といいます。

リハビリの大まかな流れ